チラシやカタログを作成したい、あるいは昔のカタログをリニューアルしたいけれど、どうやってまとめれば良いか分からない、そんなお悩みを抱えている方は少なくないでしょう。そこで今回は、チラシやカタログを依頼する際に、どのように原稿や資料を準備したら良いのかをわかりやすく解説します。
原稿や資料を準備する前に知っておきたい大切なポイント
まずは、目的を明確にしましょう!
チラシやカタログ、パンフレットなどの広告を作成する理由をしっかり考えることが大切です。この目的が曖昧だと、伝えたい相手にも制作する側にも不明確なまま進んでしまうことがあります。まずは、すでにある目的や目標をもう一度見直してみましょう。
次に、その目的に対するゴールを設定しましょう!
広告を作る目的に対して、具体的にどのような結果を目指すのかを決めることが重要です。これが販促物の役割を明確にし、目標達成に向けた道筋をはっきりさせます。
多くの失敗事例として、目標が高すぎて、結果として反応が全く得られないということがあります。現実的なゴールを設定することで、効果的な販促物を作ることができます。
例えば、高級なレストランの集客を増やしたいと考えて、A4サイズのチラシを作成したとします。そして、そのチラシの「ゴール設定」を、いきなりそのチラシを見たお客様がすぐに来店することだと設定したとします。
これでは、チラシの効果は期待できませんよね。まずはメニューや雰囲気を伝えるなど、段階的なアプローチが必要です。
重要なのは、段階的なアプローチを考えた上でゴール設定をすることです。
例えば、ゴールを「店舗への来店予約」に絞ったり、「初回限定の割引クーポンを使ってもらう」といった現実的なステップを設定することが考えられます。
ゴール設定の際に意識すべきポイントとしては、あまり欲張らずにシンプルにすること、直接対話で商品を説明する機会も考慮すること、段階的に顧客の興味を引きながら進めるストーリーを設計し、スタッフの負担を考えた運営を心がけること、そしてオンラインとオフラインのメディアを組み合わせることが重要です。
チラシやパンフレットを依頼する際の原稿や資料の作り方
ここまで準備が整ったら、実際に発注するための原稿と資料の作成を始めましょう!
掲載する内容を整理しましょう!
チラシやパンフレットを作る際、たくさんの情報を載せたい気持ちはよくわかりますが、紙面には限りがあります。
ターゲットに伝えたいことをしっかり意識して、情報を詰め込みすぎないように注意しましょう。情報が多すぎると、何が重要なのか、どこがお得なのかといったポイントが伝わりにくくなってしまいます。
より効果的にチラシやパンフレットの目的を達成するためには、まずは情報を整理することが大切です。キャッチコピーや伝えたいポイント、概要などを文章として書き出すことで、何が必要で何が不要なのかが明確になっていきます。
例えば…新商品の発売を告知するチラシの場合
- 商品名(大見出し)
- キャッチコピー(商品の特徴や魅力を一言で伝える)
- 商品の詳細説明(概要)
- メーカーやブランドの紹介
- 発売日
- 販売店舗や購入方法
- 価格
- お問い合わせ先
etc…
デザインのイメージを事前に決めておきましょう!
「こういう感じに仕上げたい」「このお店のチラシみたいに作りたい」など、イメージを事前に固めておくことが大切です。
使いたい色合いや、好みの色、イメージカラー、季節感、派手さや目立ち方、シックで上品な雰囲気、ターゲットにする性別や年代などを考えておきましょう。実際の印刷物、WEBサイトのURL、雑誌に載っていた写真など、具体的なイメージがあるとデザインの仕上がりがブレません。仕上がりのイメージをしっかりと共有することがとても重要です。
また、デザインのスタイルや雰囲気によって、掲載できる情報量が変わってきます。例えば、にぎやかなデザインなら多くの情報を載せられますが、シックで上品なデザインならスペースが限られるため、情報は最小限に絞る必要があります。こうした点も考慮しながら、デザインの方向性を決めていきましょう。
優先順位を明確にして、具体的な指示を出すことが大切です!
「一番伝えたいポイントは○○○で、この部分には○○○を配置して、ここに写真を入れたい」といったお客様のイメージがすでにあるかもしれません。
レイアウトは、伝えたい情報の優先順位に従って決まることが多いですが、そのアイデアはお客様の頭の中にだけあることがよくあります。
そのため、ぜひ手書きでも良いので、イメージを簡単なラフとして書き出してみてください。絵が得意でなくても大丈夫です。(エクセルやワードでも構いません)大切なのは、イメージが伝わることです。そのラフを元に打ち合わせをすると、話がスムーズに進みます。
もしラフを書くのが難しい場合は、文章で構いません。優先順位を明確に指示していただければ、紙面の制約で情報が入りきらない場合、優先順位が低い項目を省くといった対策も可能です。
● 簡単なイメージラフの参考
● 冊子など複数ページの場合、ページの順番
冊子のような複数ページのものを作る場合は、各ページに何を入れるかという基本的な設計が必要です。
お客様が描くストーリーや流れを考えながら、ページの順番を決めていきます。例えば、カタログであれば製品のカテゴリーごとにページを分け、パンフレットであれば伝えたい内容に合わせてページを構成します。
冊子の場合、このページ構成が全体の骨組みとなります。その後、各ページにどの写真を何枚入れるか、図や表をどこに配置するか、文章の内容をどうするかといった具体的な要素を追加していきます。手書きでも、ワードやエクセルを使っても大丈夫です。実際に書き出してみることで、お客様の考えも整理されるはずです。ぜひ、一度アイデアを書き出してみてください。
この時、重要なのは、冊子の総ページ数が4の倍数である必要があるという点です。印刷の都合上、冊子のページ数は最低でも4ページ、その後8ページ、12ページといった形で進んでいきます。
資料が多ければ多いほど、デザインの質が向上します!
過去の制作物の参考資料は多ければ多いほど、良いデザインに仕上がります!
チラシやパンフレットを制作する際に、「この部分はどうなっているのかな?」「過去にはどのように表現されていたのかな?」といった疑問が出てくることがあります。会社案内や過去に作ったチラシ・パンフレット・印刷物など、できるだけ多くの資料を用意することで、制作がスムーズに進みます。
テキストデータ・ロゴデータ・写真データなどの準備も大切!
原稿がどうしてもまとまらない、難しいと感じる場合は?
ZINSOQ DESIGNでは様々なカテゴリーのデザインサービスを提供しており、例えばバナーやロゴデザインやウェブサイトのデザインから始めて、チラシやパンフレット、ポスターなどの印刷物まで幅広くカバーしています。価格設定も明確で、予算に合わせて選ぶことができるため、初めてのデザイン依頼に最適です。
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