初めてデザイン発注する方必見!発注方法のステップガイド

デザイン発注

広告やチラシ、Webサイト、商品パッケージなど、ビジネスにおいてデザインは必要不可欠です。
しかし、すぐにデザインがほしいが発注方法がわからない、うまくデザイナーにイメージを伝えられない、などの不安はありませんか?
本記事では初めてデザイン発注をする方でもわかりやすいよう、発注の流れや注意点を解説します。記事の流れに沿って進めれば、スムーズにイメージ通りのデザインを発注できるでしょう。

デザインは、目的達成や課題解決のための手段です。

見た目を良くすることや目立たせること、使いやすくすることで、誰にどのような影響を与えたいかを考えることが重要です。

良いデザインは、目的やターゲットによって異なります。

高齢者向けのパンフレットがスタイリッシュなデザインで文字が小さくて読みづらいと、ユーザーに敬遠されがちです。

見栄えだけではなく、内容や機能、ユーザーの好みやニーズに、デザインが適していることが大切です。

「何のためにWebサイトを作成するのか」「ユーザーはどのような人で、どのような状態にあるのか」「なぜ現状のデザインを変えたいのか」などを明らかにし、事前にデザイナーに伝える必要があります。  

デザイナーに依頼する前に、現状の課題や目指すゴールを明確にしましょう。

①  発注内容を固めてから依頼する

デザインを発注する前にまず、デザインを使用する目的と対象者を明確にしましょう。

デザインに掲載したい情報や必要な機能など、可能な範囲で整理します。

以下のように5W1Hで方針をまとめるとわかりやすいです。

  • Why:何のために(目的とゴール)
  • Who:誰に向けて(対象者)
  • When・Where:いつ・どこで(ユーザーがデザインを目にする場面)
  • What:何を伝えるのか (デザインの内容)
  • How:どのように伝えるのか(デザインの機能や構造)

デザイン(Webサイトや商品パッケージなど)のコンセプトや希望するデザインの方向性(色合いやキービジュアル)、構成などもイメージがあればまとめましょう。

 概算予算やスケジュールも余裕をもって依頼前に決めておき、依頼から納品までは最低でも2週間は設けましょう。

デザインのすり合わせ、ラフの提出と確認、色入れなど、各工程を何日までに終わらせるのか、細かい日数も決めるとスムーズです。

制作の参考になる資料も必要です。

すでに売れている商品やよく見られているサイトは、デザインが優れているものも多いです。

イメージに近い雑誌やWebサイトをリストにしたり、参考画像を収集したりして、具体的なイメージを固めましょう。

依頼時に参考資料を提示すると、デザイナーもイメージしやすいです。

②  依頼先を選定する

まずは、依頼先を探しましょう。

依頼先は大きく分けて下記の4つが考えられます。

  • 広告代理店や制作会社
  • Web検索や比較サイトでヒットするデザイナー
  • クラウドソーシングサービスのデザイナー
  • デザイナーの友人・知人 

依頼先を選定する際は、要望に応えられる技術を持っているか、期日通りに納品してくれるか、予算感に合うかを見極める必要があります。

これまでの制作実績を確認し、概算見積もりを出してもらったうえで、面談して決めるのがよいでしょう。

「ココナラ」や「クラウドワークス」などのクラウドソーシングを利用すると、安めの料金で依頼できます。

クラウドソーシングは質が低いと思われがちですが、きちんと実績のある人に依頼すれば、制作会社並みのクオリティを安く手に入れることも可能です。

フリーランスにお願いすると融通が利きやすいメリットもあります。 

予算が潤沢であれば、質やサポート体制が充実している「制作会社」を選ぶのがおすすめです。

費用は、デザイナーの知名度や会社か個人かなども関係します。

公益社団法人日本グラフィック協会(JAGDA)に算定基準と料金表がありますので、予算感がわからない方は参考にしてみてください。

③  金額を決める

依頼先を見つけたらメールやチャットで連絡をとり「希望デザイン」「希望納期」「予算」などを伝え、見積もりを依頼します。

なるべく詳しく伝えることで、正確な見積もり金額を教えてもらうことができます。

ロゴデザインを依頼する場合、制作会社なら8〜30万円、クラウドソーシングなら3〜6万円が相場です。

バナー依頼の場合、制作会社は3万円〜、クラウドソーシングは1.5千〜8千円かかります。

料金は依頼物や依頼先によって大きく異なるため、用途や制作物のサイズ、依頼先の能力を考慮しつつ、予算内におさまるよう調整しましょう。

初稿での完成イメージのズレをなくすために、ラフ案(デザインカンプ)の作成が必要です。

ラフ案は料金に含まれている場合もありますが、1枚につき1千〜3千円ほど支払うケースもあります。

ラフ案が欲しいことも伝え、料金が発生するか事前に確認しましょう。

またラフ案時点での修正と完成後の修正では、修正料金が変わります。

どの段階で何回まで修正対応してもらえるのか、修正料金はいくらなのかも事前に確認が必要です。

④  デザイナーとの打ち合わせは入念に行う

依頼先が決定したら、打ち合わせの日程を決めましょう。

直接会って打ち合わせをすると、コミュニケーションがとりやすいです。

直接会えない場合は、Zoomなどオンラインで打ち合わせをしても良いでしょう。 

企業の基本情報や使用するデザインの目的とゴール、デザインを使用する対象に求める要件、デザインに関する希望などを伝えましょう。

オリエンシートにまとめておくと情報が整理しやすくなります。

依頼側のタスクとデザイナー側のタスクの、役割分担と責任範囲を改めて確認しておきましょう。

納期を明確に伝え、詳細なスケジュールのすり合わせを行うとスムーズです。

打ち合わせの際に、テーマや印象付けたいイメージをデザイナーに伝えます。

あいまいで抽象的な表現は避け、イメージに近い画像や参考資料、ラフスケッチなどを添えるとわかりやすいです。

会社のロゴなど、デザインに入れてほしい素材がある場合はデータを事前に共有しましょう。

必ず、解像度の高い元データを渡してください。

企画書内に貼ってある画像やサイト上から取得するデータは解像度が低いため、それらの使用は避けた方が良いです。 

広告やチラシ、商品のパッケージデザインは、アピールしたいポイントによってデザインが変わります。

商品の魅力を文言として入れたい、商品名を目立たせたいなどの使用用途、客層やテーマカラーなども伝えておくと、イメージに合ったデザインに近づけるでしょう。 

⑤  納品方法を詳細に伝える

デザインの制作物は、利用用途に適した形式で納品してもらう必要があります。

Web上で使うデザインであれば「.ai」「.psd」「.png」「.jpg」「.gif」などを指定しましょう。

広告やチラシなどの印刷物は「.ai」「.psd」「.indd」などがよく使われています。

背景が不要な場合や自分で合成したい場合は「透過処理をしてほしい」と伝えましょう。

カラーモードは2種類、CMYKRGBがあります。

光の三原色であるRGBは主にWebサイトで利用されています。

CMYKはチラシやパンフレットなどをフルカラーで印刷する際に使われます。

制作物の利用はWebのみか、印刷する可能性があるかを明確にし、カラーモードをデザイナーに伝えておくとトラブル回避につながります。

画像サイズと解像度もあらかじめ伝えておきましょう。

画像サイズは、ディスプレイでの表示領域や実寸の大きさを表します。

解像度は、画像を表現するドットの密度のことです。

印刷を想定している場合は印刷時のサイズを提示し、拡大・縮小しても荒くならない解像度を指定しましょう。

意に沿うデザインを複数パターンから選びたい場合、数パターンのデザインを出して欲しいと依頼しましょう。

コンペになる場合は、コンペであることを伝えて依頼します。

⑥  見積・発注・契約など書類を交わす

「〇〇の色を変更してほしい」と話したが、戻ってきたときに「あれ?直ってない?」と、要望が反映されないことがあります。

作業の依頼はExcelメールなどに残し、お互いに振り返れるようにしましょう。

クラウドワークスであればメッセージ機能が使えますし、ビジネスに特化したチャットアプリを利用してもよいでしょう。

スプレッドシートでタスクを書き出し、チェックボックスを入れる形で管理を行うと、依頼主とデザイナーの双方で修正内容等が確認できます。

特に初めて発注する相手の場合は「言った、言ってない」問題が多いです。

発注者、デザイナーともに安心出来る環境作りをこころがけましょう。

デザインの制作を業務委託で依頼する場合、契約書の締結は忘れず行いましょう。

契約書は必ず、以下の5点を入れて作成します。

  • 納期(ラフ案の納期・最終的な制作物の納期等)
  • 制作物の利用範囲(Web上のみか、印刷する可能性があるか)
  • 修正発生時の対応回数上限・修正料金
  • 知的財産権の譲渡内容
  • 二次利用時の支払金額

契約書を結ばずに依頼すると、後々大きなトラブルに繋がる可能性があります。

契約書は必ず準備し、デザイナーと内容をすり合わせ、機密保持契約も併せて交わしましょう。

打ち合わせ中や電話相談時の口約束も、互いに合意している場合は契約書に含めます。

約束はすべて、互いが確認できる書類にまとめておくと安心です。

外部デザイナーは請求書を最後に企業に提出する為、発注書を送ります。

発注書は発注内容や金額が再確認でき、トラブル防止に役立ちます。 

初回のデザイン案が出来上がったらデザインを確認します。

直したい箇所がある場合は、デザイナーに修正を依頼しましょう。

フィードバックは、どのような理由でどこを直してほしいのか、できるだけ細かく丁寧に伝えるとスムーズです。

具体的なイメージがある場合は「このサイトのようなナビゲーションにしたい」など実物を提示しましょう。

メールやチャットでデザイン案を受け取った場合は、文章で修正指示を送ると伝わりづらい場合があります。

デザインをコピー機で印刷して赤ペンで書き込み画像で送るなど、工夫しましょう。

いかがでしたか?

デザインは、7つのポイントに沿って発注しましょう。

  1. 発注内容を固めてから依頼する
  2. 依頼先を選定する
  3. 金額を決める
  4. デザイナーとの打ち合わせは入念に行う
  5. 納品方法を詳細に伝える
  6. 見積・契約・発注など書類を交わす
  7. デザインの確認とフィードバックを行う 

事前準備で依頼目的と内容を明確にし、イメージに合う資料を準備しておくとその後のやり取りがスムーズになります。

デザイナーとしっかりコミュニケーションをとると、理想のデザインに出会えるでしょう。

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