ブランドロゴの重要性とは?ロゴの役割と作成手順を解説

デザイン発注

「ブランドロゴを作成するには
どうしたらいいのか」

「ロゴの作成方法は?」

上記のことを考えていませんか?

ブランドロゴは企業や商品、サービスの象徴になる大切なロゴです。

いざロゴを作成しようとしても、何から始めたらよいのか、どのように進めればよいのかわからないことがたくさんあります。

本記事では下記を調べました。

  • ブランドロゴとは
  • ロゴの重要性と役割
  • ブランドロゴの作成手順
  • ロゴ作成時の注意点

最後までお読みいただくことで、ブランドロゴのポイントがわかります。

また、ロゴ作成を依頼するポイントもまとめています。

著作者:starline/出典:Freepik

ブランドロゴとは、企業や商品、サービスの象徴になるデザインを現したロゴマークのことです。

商品のイメージや雰囲気を伝え、存在感や信頼を与え、また消費者の興味をひく効果もあります。

商品以外にも「自社ロゴ」として企業全体に共通するロゴを作り、権威性を持たせることが可能です。

ロゴの種類

ロゴには「ロゴタイプ」「シンボルロゴ」「ロゴマーク」の3種類があります。

ロゴを作成するとき、依頼主はロゴデザイナーに、どういうロゴを作成したいのか伝えなければなりません。

ロゴの種類を知っているだけでもデザイナーにイメージが伝わりやすくなり、希望するロゴデザインが完成する確率が高くなるのです。

ロゴ作成時にお互いの意見が食い違わないように、ロゴのことを知っておきましょう。

ロゴタイプ=「ロゴ+タイポグラフフィ」です。

「ロゴ」は言葉・意味・理性という概念を指し、「タイポグラフィ」は文字の書体(フォント)を意味します。

文字のみを崩したり装飾したりして構成するロゴタイプは名前を認識しやすいため、企業名・ブランド名・サービス名などによく使用されます。

「パナソニック」「ソニー」「IBM」などがその一例です。

シンボルロゴはシンボルマークともいい、図形のみで構成されたテキストを含まないロゴです。

見る人に絵(マーク)を認知してもらうことで、ロゴが持つ意味を発揮します。

シンボルロゴは印象に残りやすいため、ブランドやスポーツチームなどで利用されることが多いです。

例として、「アップル」「マクドナルド」「ナイキ」などがあります。

ロゴマーク=「ロゴタイプ+シンボルロゴ」です。

「文字」と「マーク」で構成されています。

ロゴタイプだとマークを覚えてもらえない、シンボルロゴだと名前を覚えてもらえないという欠点を補うために、ロゴマークができました。

ロゴマークは、名前・マークを覚えてもらいやすく、表現の幅が広がります。

「NTT」「無印良品」「mastercard」などがロゴマークの例として挙げられます。

ロゴの起源

著作者:pikisuperstar/出典:Freepik

ロゴの起源は古代メソポタミアまで遡り、紀元前3000年ごろにシュメール人が使っていた「円筒印象」が始まりといわれています。

円筒を転がし、描かれた模様を押印していました。

また、所有者などを示す重要なアイテムとして使用されていたようです。

1876年、イギリスのビール醸造会社「Bass Brewery」の三角形ロゴが、世界で初めて商標登録されました。

これが現在のロゴマークの始まりといわれています。

以降、企業や製品を認識・理解させるロゴマークは浸透していきました。

遥か昔から、ロゴは役目を持って使われていたようです。

ブランドロゴの重要性

ブランドロゴの重要性は、ロゴを通して理念やブランドを可視化することです。

また、ロゴを通してメッセージが伝わることも大切です。

ブランドロゴの重要性について説明します。

効果的なブランドロゴにするには、どのような理念を持っている企業なのか、また、どのような概念で生まれた商品なのか、可視化することが大切です。

ブランドロゴを通した理念や歴史などの可視化によって、ブランドへの共感が得やすくなります。

ロゴを通して伝えたいメッセージが見えるようにしておくことが重要です。

ブランドロゴは、シンプルでわかりやすいことが重要です。

商品や広告に掲載しても認識しやすいものを、作成する必要があるからです。

ロゴがカラフルであったり装飾があったりすると視認性が低くなり、かえって印象に残りません。

ロゴを1つの絵と考え、商品や広告など、どの媒体に掲載しても視認性の高いロゴにしましょう。

ユーザーの目に止まりやすくすると、ブランディング効果があります。

ブランドロゴは企業や商品のイメージを決めるため、独自性が必要です。

ユーザーが一目で、ブランドの商品・サービスであると認識できることが重要だからです。

また、ロゴは意匠権・知的財産権による保護対象になります。

ブランドのアイデンティティを守るだけでなく、権利問題を未然に防ぐために、他社のロゴと差別化することが重要です。

ブランドロゴの役割

ブランドロゴの役割は、他のブランドとの違いを明確にし、企業をユーザーに知ってもらうことです。

ユーザーが自社のブランドロゴを認知し、良いイメージを持てば信頼が生まれます。

ブランドロゴの具体的な役割は次の3つです。

ブランドロゴには、企業・商品の認知度を高める役割があります。

ロゴを見るだけで企業や商品が浮かんだり、企業名や商品名を聞くだけでロゴが思い浮かんだりすることもあるでしょう。

ブランドロゴの影響により、企業イメージがユーザーに形成されていきます。

特に配色は与える影響が大きく、企業がこだわりを持つポイントです。

多くの企業は、自社の理念や商品・サービスの特徴を表すコーポレートカラーを設定し、視覚的・感覚的にイメージを伝えています。

ブランドロゴにより、ユーザーはブランドの区別が容易になります。

ユーザーが他のブランドと区別を付けにくいことは、自社商品やサービスを売り込むときのデメリットです。

自社の特徴を持つブランドロゴがあれば、ユーザーに他のブランドとの違いを伝えられます。

ブランドロゴによる差別化を行い、ユーザーが自分にあった良い商品やサービスを選べる環境を提供しましょう。

ブランドロゴの作成手順

著作者:freepik

ブランドロゴを作成するには、デザインなどを慎重に決定することが重要です。

企業や商品の顔や目印になるので、類似のロゴがないか確かめ、メッセージ性と独自性を兼ね備えたデザインにしましょう。

ブランドロゴ作成する工程やポイント6点を解説します。

初めに、ブランドロゴを決めるプロジェクトチームを立ち上げます。

チームメンバーに起用すべき人材は以下のとおりです。

  • ロゴ制作を取りまとめる人
  • 決定権を持つ人
  • 企業理念を深く理解している人
  • デザイン知識がある人
  • ブランドロゴ作成後に自社浸透を受け持つ人

上記の役割を担うメンバーがそろえば、完成したロゴが企業にふさわしくないと決定が覆るような、問題発生を防ぐことができるでしょう。

自社だけでロゴ作成を進めることが難しい場合は、デザイン会社などに依頼・相談します。

外部に依頼するときは、過去の実績などを参考にするのもよいでしょう。

自社の思いを汲み取る、相性のよいパートナーを見つけることが大切です。

ブランドロゴは、見る人に企業のメッセージが伝わることが大切です。

ロゴを制作する意味や目的を整理しましょう。

上記を意識しながら、ロゴを作成する目的を明確にします。

たとえば、家族向けのブランドロゴであれば温かみのあるデザイン、高級ブランドならスタイリッシュなデザインがイメージに合うでしょう。

紙に書き出してアイデアを整理するのもおすすめです。

言葉にすることで形や色が想像しやすくなり、制作に役に立ちます。

ブランドロゴの作成意図がはっきりしたら、指針に沿って表現したいストーリーを考え、企業理念やブランドストーリー、起業時の想いなどを中心に条件を詰めます。

ロゴに込める思いを整理するには以下を参考にして下さい。

  • 表現したいストーリはどのようなものなのか
  • ユーザー、見た人にどのような印象を与えたいのか
  • 必ず入れたい思いのあるテーマは何か

表現したいストーリーは過去だけでなく、これからの展望やあるべき姿についても考えることが大切です。

デザイナーは、明確になった条件をもとにロゴを作成します。

条件を曖昧せず明確にまとめておけば、イメージのすれ違いを防ぐことができます。

何をどのようにブランドロゴで表現するかが決まったら、デザインアイデアを出していきます。

オリジナリティやメッセージ性はもちろん、企業規模が拡大しても使い続けられ、流行に左右されないデザインであることが重要です。

デザインするうえでロゴの印象を大きく左右するのは、色と形です。

企業の品性・個性などに紐づく、色やフォントなどでもイメージを表すことができます。

たとえば青色と赤色、丸と四角では、それ自体が持つイメージが、見る人に与える印象を変えます。

デザイナーを中心に、表現したい意図を持たせたデザインを考えましょう。

プロでなければ、漠然としたアイデアを意図するとおりの表現に落とし込むことはできません。

よいブランドロゴを作るために、デザイナーとは綿密にコンタクトを取っていきましょう。

ロゴをデザインするうえで注意することが3つあります。

①要素を詰め込みすぎない

要素を詰め込みすぎるとロゴが雑然としてしまい、自社の想いが伝わりにくくなります。

②最初に方向性を絞りすぎない

アイデア段階から色や形など決めてしまうと、ロゴの可能性を狭めてしまいます。

アイデアを出す段階では、こんなことを提案してもよいのかと思うことも、どんどん上げていくことが大切です。

思いもよらないヒントになるかもしれません。

③意図しない類似ロゴに注意する

意図せず既存のロゴに似たデザインが思い浮かぶことがあっても、仕方がありません。

類似ロゴがあるかは、特許庁が紹介している「Graphic Image Park」やGoogle画像検索など、さまざまなツールで確認できます。

・画像意匠公報検索支援ツール「Graphic Image Park」

類似ロゴを確認し、後々問題が起こらないようにロゴを作成することが重要です。

ガイドラインとはブランドロゴの使用ルールです。

制作物を他社と共同依頼したり公開したりする際に明確なルールがなければ、不適切な使用を招きデザインの統一性をなくす恐れがあります。

ガイドラインでは、以下を定めます。

  • 使用できるロゴの最小サイズ
  • ブランドロゴ周囲の余白であるアイソレーションエリア
  • 背景色
  • 縦組みロゴや横組みロゴの配置ルール

大切な自社のブランドロゴを守るためにも、ガイドラインの作成は重要な必須項目です。

ブランドロゴを依頼するポイント

著作者:Lifestylememory/出典:Freepik

ブランドロゴの制作依頼相手の選び方を間違ってしまうと手間がかかり、自社の損失にもなります。

ロゴ制作を依頼する相手の選び方のポイントを3つ紹介します。

依頼先の対応力をチェックし、デザイナーができないことを確認します。

デザイナーに依頼するときの、すれ違いや行き違いをなくすことができます。

対応力が優れているデザイナーを選べば、お互いのストレスがなくやり取りできます。

スピード感があることは、ロゴ制作を依頼するうえで大事な要素です。

レスポンスが遅いと要望をしっかり伝えることができず、デザイナーに対して不安が残ってしまいます。

レスポンスの速さ、納品の速さは重要です。

スピード感のあるデザイナーを選びましょう。

費用相場を知っておくことも大切です。

デザイナーの経験・評判にもよりますが、単純なロゴデザインの相場は2万〜20万円程度。

著名なデザイナーに依頼すると数百万円かかる場合もあります。

自社に合った費用感と、対応力やスピード感のバランスを見極めて検討しましょう。

まとめ

ロゴは、企業とって大事なイメージマークです。

ブランドロゴは企業や商品を一目で理解させることができ、企業のメッセージを伝える大事な要素も持っています。

ブランドロゴのデザイン性、メッセージ性、独自性は、ユーザーに安心感を与え信頼を生み出します。

企業の過去だけでなくこれからの展望やあるべき姿も考え、妥協せずにロゴを作ることが大切です。

ユーザーに自社を知ってもらうために、なくてはならない大切なブランドロゴを作成するなら、ZINSOQ DESIGN(ジンソクデザイン)に相談してみてはいかがでしょうか。

ZINSOQ DESIGN(ジンソクデザイン)はユーザーも多様で、いろいろな職種のロゴデザインを作成しています。

コンセプトワークからしっかり熟考し、感情や直感にダイレクトに訴える想いを形にしましょう。

経験豊富なプロのデザイナーが他社よりハイスピード・ハイクオリティーで制作してくれるZINSOQ DESIGN(ジンソクデザイン)で、5年後も10年後も愛されるロゴを作成してみませんか。

気になる方は、是非まずはお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

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